法令遵守と経済活動の矛盾に向き合って

2月13日晩から14日の朝にかけ、関東地方は大雪積雪予報が出ていましたが、幸い雪は降りませんでした。
正月早々から、関東地方は積雪に見舞われ首都高速道路や自動車専用道路は閉鎖が相次ぎ、一般道路は渋滞するなどの混乱が生じました。
10日にも積雪予報が出され、当然、ドライバーさんの立場は休車してほしい要望もありましたが、運送事業者はお客様との兼ね合い上、簡単に判断する事は出来ないのです。しかし安全をおざなりにして良いわけはありません。白黒決着がつかず絶妙なバランスの判断が求められます。
常日頃、大臣告示の安全運転指針基準を守りつつ、お客様あっての運送会社の立場上、お客様の要望に応える現場の絶妙なバランスの判断は、ドライバーさんを、苛立たせます。もちろん奉仕活動などさせていませんが。
あらゆる垣根で分断されたルールや、問題を認識して対応なければ、安全、経済活動、人権を守れません。
運送事業法は相反する立場の配車係と安全管理者を運行管理者と一括りにしていますが、広範囲な目線で定められたもので、管理している機関は裾野について理解していると信じます。

iPhoneから送信